フリーランスが業務委託契約で仕事をする際、起こりがちなトラブルの1つに挙げられるのが損害賠償責任が生じることです。
損害賠償責任が生じるケースには、情報漏洩や納品物の欠点、納期遅延、著作権の侵害などがあります。

情報漏洩では、故意ではないにしてもパソコンが盗まれて、クライアントの情報が第三者に知られてしまう可能性があるでしょう。
その他、ごみ箱に捨てた書類に記載されていた機密情報を見られてしまう、パソコンがウイルスに感染して情報が盗まれてしまうといったことで起きるケースもあります。
納品物の欠点は、システムがバグを起こしてしまい、企業に損失を与えてしまった場合などが挙げられます。
納品物に関する責任の範囲や欠陥に対応するべき期間を契約書に明記していないと、多額の損害賠償をしなければならないことも考えられるので注意しましょう。

また、納期遅延によって顧客に損害を与えてしまい、賠償請求されることもあります。
それで延期の遅延に関係した決め事も、契約書の中に盛り込む必要があります。
著作権侵害に関しては、例えばエンジニアが他企業が著作権を持っているソースコードを使い、顧客に損害をもたらした場合に損害賠償が請求されることがあります。

フリーランスのエンジニアが業務委託契約で仕事をする際に起きがちな別のトラブルは、報酬の支払いが遅れるケースです。
見込んでいた報酬が期日までに支払われないと、資金繰りなどに影響が出てしまいます。